譲っていただけるご支援品のフォーマットがあります。

昨年の話になりますが、
仙台市在住 ひねもす会のKさんから一通のメールを頂きました。
『プレジャーボートなのだけれど
「ひねもす丸」を必要としている方はいないだろうか?』
というものでした。
ひねもす丸は、
松島の海を愛し、釣りを楽しんできたひねもす会の皆さんが共有する船でした。
津波で船体は無事だったものの、
船外機が動かなくなったこと、
皆さんの年齢が84歳・77歳・68歳という事もあり、
これを機会に終了(廃船)しようということになったそうです。
震災前に幾度となく繰り出した松島湾。
そこで見ていた漁場で働く方々の様子を思い出し、
「こんなボートが、何かのお役に立つのであれば、是非とも使って頂きたい」と
ご連絡をいただきました。
SNS拡散でやってしまえば、あっという間に広まっていたと思いますが、
1件、1地域ごとに、漁師さん、Facebookで承認頂いているへ方々へお伺いしていました。
今回、半年かかってしまいましたが、
FacebookつながりのTさんからご紹介をいただき、
震災前、遊漁船を所有していた渡波のTさんへの譲渡が決まったのです。
引渡しは、
タイドグラフを参考に、午後に潮位の上がる7月7日。
織姫と彦星が出逢う、お引き渡しには思い出に残る暦です。
エンジンのかからないひねもす丸。
ひねもす丸メンバーの方とTさんがオールを使い、
入り江の奥のユニックのある場所まで船を進めます。

満ち潮のため、後いう間にユニックの待つ入り江に。
積載の準備を行い、

スイッチOn!

積載には好都合の天候で、
風もなく、すんなりとひねもす丸は荷台の上に収まりました。

ひねもす丸所有 ひねもす会メンバーの皆さん(左から4名)と
渡波のTさん(向かって右端)。
新しい港へ向かうひねもす丸をバックに、記念撮影。

再び大海原の風をきる日に向けて、新たな港 渡波へ向かうひねもす丸。
今度は、新しい名前でひねもす会の皆さんとの釣行となることでしょう。
最後に…
譲渡に際し沢山の方のご協力を頂き、心より感謝致しております。
本当に、ありがとうございました。
~今度は、来年の七ヶ浜の米作に使用する育苗箱を引取りに新潟へ向かいます~
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テーマ:東日本大震災支援活動 - ジャンル:福祉・ボランティア