花渕浜・代ヶ崎浜の海苔の生産者さんの海苔の種貝の紐通し作業やす掛け作業、
皆さんにお手伝いいただきました海苔が、只今、収穫期を迎えています!
海苔漁は、七ヶ浜町を代表する漁の一つ。
お手伝いいただきましたみなさん、ありがとうございます!!

紐通しして頂いたあの種貝から、
こんなにも葉が伸びて、美しい艶やかな海苔に育ちました。
普段、何気に食べている海苔がどのように摘み取られているのか、
ようやくご紹介することができます。
初めて乗せていただいた、海苔漁船。
今まで見たことのない漁にテンション↑↑↑ですw

乗せていただいた21日は、
太平洋から昇る朝日を遮るものがない、凪のいいお天気でした。
操船している漁師さんも、
「ひゃ~!眩しくて見えねぇ~」とこぼしてしまう程。
網の場所まで約15分、いよいよ海苔漁のスタートです。
海苔漁で使われる船は、オートマティックな様々な驚きの仕掛けがいっぱい!
一番上の写真で写っている
イッカク(魚の名前)のような船の先端に付いている角で、
幅広の網をすくい上げ船上のローラーに乗せるのですが…

この角が徐々に曲がって降下していくとの同時に、

漁師さんがしゃがみ込むのです。
!?!?何が起こるのかというと、
網が船に上がった瞬間に、斜め45度から海苔が降り飛ばされ降下するのです。
船に設置されているローラーは2つ。

海苔の摘み取り用(左)と網の巻き送り用(右)の2種。

漁をしている最中の漁船は、
水面の網をくぐるようにして巻き送り用のローラーで端から端へ移動するのです。

摘み取りをしたからといって、それで終わりではありません。
根が残っている海苔は、
網を海に戻しまた育てられ3~5回ほどの摘み取りを行うそうです。
そのまま放置していると葉の色が悪くなったり、痛んでてしまったり、
潮の動きがないと、栄養分が行き届かず、良い海苔ができないそう。
時期を見ながら網の新旧交代を行い、
先に摘み取られた海苔網は、
一度場所を変え養分を与えてまた大海原に戻される成長させるそうです。
約5分の摘み取りの工程を3~4回繰り返し港に戻るのですが、

本日は、港と海苔網間を3往復!
この摘み取られた量の3倍の生海苔が工場で乾海苔として加工されるのです。
海苔漁船の動きも、動画で撮影してきました。
どのように摘み取られるのか、ご覧ください♪◆動画を見るには、青い文字をクリックしてください◆
香り、歯ごたえ、豊かな味わい…
昨年に引き続き、
今年も皇室献上海苔の産地となった七ヶ浜の寒流海苔!
間もなく皆さんのお手元にお届け出来そうです(*^-゚)v
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- 2013/01/26(土) 03:00:15|
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放射能検疫の結果をまち、
いよいよわかめ漁が始ましましたっ!
勿論、結果は「検出されず」。
七ヶ浜の海苔も先に市場に出ているので、
なんの心配もしていませんでした♪
昨年は、二月中旬に初摘み。
昨年2月11日の漁の写真今年は、約一ヶ月早い1月17日の大安に初摘みを行いました。
浜では今週末七の市に出店する
佐藤鮮魚店さんへの納品に向けてピッチをあげて生産中です。
収穫した花の淵わかめを、
漁師さん、奥様方総出で水揚げ。


昨年収穫した花の淵わかめから取り出した胞子から育て上げた
正真正銘の「花の淵わかめ」の茹でに入ります。
加工したこの日は、
小雪吹き付ける中での作業。

漁師さんの体に容赦なく吹きつける雪。
3段階に分けられた釜で、早摘み花の淵わかめをゆで上げます。

通常よりも身が薄い分、
通常よりもずっと温めの温度で手早くゆで加減にもこだわります。

部会長の真剣な眼差しが怖いほど…w
早摘みのわかめは、
肉厚が薄くちょっと物足りないのですが、
この柔らかさといったら、贅沢の極み。
この時期しか食べることができない、わかめなのです。
地元でも鮮魚コーナーに出回る生わかめ。
本当は、
この生わかめを皆さんにお届けしたかったのですが
消費期限の早さと言ったら…。
せっかくの美味しい花の淵わかめ、
美味しい状態でお召し上がりいただきたいので、
早摘み花の淵わかめとしてお召し上がりいただけるよう、
準備に取り掛かっております!
生産状態が落ち着きましたら、
塩蔵わかめの販売となりますので、
それまでちょ~っとお待ちくださいね。
現在の海産物は、
すべて検疫後に市場に回ります。
検出されたもの・疑いがあるものは焼却処分。
漁獲され、市場に出せないお魚を見ていると、
とても悲しい気持ちになってしまいますが
だからこそ、安心安全な海の幸が送り届けられるのです。
太平洋の海産物、美味しく、召し上がってください。
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- 2013/01/24(木) 17:58:02|
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七ヶ浜町災害ボランティアセンター
※での活動を行う中で、
多くの仲間と巡り合い
東日本大震災から1年後、
任意団体「七ヶ浜復興研究室
なならぼ」を立ち上げました。
立ち上げより多くの方に応援いただき、改めて皆様方に心より御礼申し上げます。
本当に、ありがとうございます。
さて、
この度わたくし達は、
一般社団法人「七ヶ浜復興研究会 なならぼ」として
今後の七ヶ浜の復興、活性化を目指し幅広く活動してゆく事となりました。
ホームページ・
ブログはそのままのURLを使用し、
(内容が一部旧団体のものになっております。順次訂正して参ります。)
今まで通り、様々な形で情報発信しながら、
今の、そしてこれからの七ヶ浜を皆様にお伝えして参ります。
多くの方に、
七ヶ浜町の現状とこれからの復興の道のりを、応援いただければ幸いでございます。
今後とも、何卒、宜しくお願い申し上げます。
七ヶ浜復興研究会
なならぼ代表理事 佐藤直美
※=現在は「
七ヶ浜町復興支援ボランティアセンター」として運営されています。
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- 2013/01/23(水) 23:47:56|
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おくればせながら…
あけましておめでとうございます。
旧年中は、
多くの皆様方のご支援、ご協力を頂きまして、
こうして、今年もお伝えできること心より、感謝申し上げます。
本年も、よろしくお願い申し上げます。
さて、1月11日、
生わかめとして出荷する前に、
宮城郡七ヶ浜町から花の淵わかめの放射能検疫サンプルをとるため間引きを行いました。
検査は塩釜で行われ、約1週間で結果がでるそうです。
11月、
ボランティアさんたちとともに挟み込んだ、
10センチにもみたない幼芽は…

もの凄い速度で成長!
約2mはあるそうです。
ボートの後ろには、
綺麗に並ぶ花の淵わかめが根付いたロープがずらり。

上から眺めると、
ゆら~り、ゆら~りと、わかめが漂っています。

サンプルとして、根付いたわかめを刈り取ります。
既に海苔部門の検疫も完了し、
商品化しているため影響は薄い…というか、「ないはず」なんです。
ですが、これは、食品として皆さんに美味しく召し上がっていただくための漁師の義務。
容赦なく鎌を入れ、しっかりと果しております。
あ~・・・でも、ちょっと痛々しい(><;)

刈取りが終わっても、作業満載。
ワカメ漁がいったん終了した5月に撤去された、花の淵わかめの茹で釜が再び登場。
昨年とは逆向きに設置されていました。

↑去年の写真。
昨年使用したばかりのボイラー釜の煙突は、ピカピカだったんですね。。。
さ、今年も頑張ってもらいましょう!!

検疫の為の収獲だからよ、
肉厚かどうかとか、関係ない訳っしゃ。
今はまだ葉も薄いから生わかめで出すとしたら、
もうちょびっと成長させてからじゃねぇと、駄目なんだわな。
さぁて、少しで収穫だぁ~~~♪と、部会代表。
ボランティさん、ご支援頂きました皆様のお力添えで、ようやくここまで来ました!
もう少し…
もう少し。。。お待ちください。
もう少しで七ヶ浜町花渕浜産 花の淵わかめの収獲漁が始まります。
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- 2013/01/13(日) 17:29:20|
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